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血小板が増えるクローン病の治療薬の一つにクラビット

クローン病は、腸に炎症が起きているので、腹部全体に痛みがあります。
普段は小さな痛みですが、腸の狭窄があると内容物が通る時に激しい痛みを感じます。
消化管以外では、胆石や尿管結石によって腹痛が起こります。
クローン病では小腸でも炎症するため、消化や吸収が悪くなり下痢や血液の混ざった血が出ます。
上手く栄養分を利用できないことや出血、蛋白漏出によって栄養不足に陥ることもあります。

クローン病ではいくつかの検査結果から総合的に判断される病気です。
炎症の程度を測るものには血液検査があります。
全身の栄養状態を知るために総タンパク質やアルブミン、総コレステロールを測ります。
血液検査では貧血の有無も分かります。

特徴的なのは、血小板に関する項目です。
クローン病が活動していると、血小板は数が増加します。
しかし活動が治まると数値は正常に戻るので、クローン病は血小板数の値が大きな手がかりになります。

また便や大腸、小腸X線検査など特徴的な症状が現れていないかをチェックします。
クローン病は人種や地域によって発生する割合が異なります。
また家系内で発症するため遺伝子の要因が考えられていますが、現在は特定の遺伝子は見つかっていません。
また結核菌に似た細菌や麻疹ウイルスなどの感染で起こるという考えや、食事に含まれている何らかの成分が原因とする考えなど、原因が特定されていません。

最近になって、免疫に関係する細胞の異常反応が見つかっているので、治療薬にクラビットを用いる場合があります。
クラビットはニューキノロン系の抗生物質です。
クラビットは細菌の繁殖に必要なタンパク質の原料である核酸を作らせない作用があり、クローン病以外にも多くの病気の治療薬として利用されます。